サックス奏者の中村誠一さんが4月4日、日本福音ルーテル博多教会でジャズライブを開催する。
日本福音ルーテル博多教会は、戦後まもない1948年に建設されたヴォーリズ設計の由緒ある建物。外観は改修され新しくなったが、内部はいまも昔の姿をとどめている。天井は木製のトラス構造で、両側に美しい縦長のアーチ窓が飾られている。
ルーテル教会は、1517年にマルティン・ルターの宗教改革に基づいてドイツで誕生した伝統的な教会。九州での日本福音ルーテル教会の歴史も古く、1893年(明治26年)には佐賀で最初のイースター礼拝が行われている。
中村さんは78年に渡米し、ジョージ・コールマンに師事。「中村照夫とライジングサン」でボブ・ミンツアーなどとともにクラブ、コンサートに出演した。帰国後は様々なユニットでジャズクラブやコンサートに出演する傍ら、洗足学園音楽大学のジャズ科教授として後進の指導にあたっている。01年には吉岡秀晃とバンド「BoNoBo Land」を結成し、定期的にコンサートを行っている。
今回のライブでは、中村さんのサックスに加えギターやビアノ、ドラムなどのバンドメンバーによる演奏が加わる。
開場は午後5時半(同6時開演)。チケットは前売りで一般3000円、ペア5000円。当日券は一般3500円。問い合わせは、中村誠一オフィス(045・972・1768)。