【CJC=東京】バプテスト世界連盟(BWA)は世界規模の経済危機にもかかわらず「加盟教会や参加団体はBWA支持に関しては神に忠実であった」と、ネビル・カラム総幹事は3月3日、米バージニア州フォールズ・チャーチの本部で開催された実行委員会への報告の中で述べた。2008年決算は、9月下旬の予想を上回っている。
カラム総幹事は、BWAが他の非営利組織と同様に「資産運用で多大な損害を発生させ、今回の経済崩壊の影響を免れなかっ」たことを指摘、「支出削減に努め、BWAの守り継続するため神の導きを祈った」と述べた。
カラム総幹事は委員会に、一般会計への納入は2・5%減少したが、援助、開発、宣教、福音伝道、研修訓練など分野ごとの寄付は増加したところもあり、また「支出を4・6%削減した」と報告した。
今後について、「これまでの財務構成を見直した結果、支援者を大幅に増大させる必要がある」として、関係者への期待を表明した。
BWAは、1905年にロンドンで開かれた第1回バプテスト世界大会で創立された。現在、大陸など地域組織として、アジア太平洋バプテスト連合、全アフリカ・バプテスト・フェローシップ、カリブ・バプテスト・フェローシップ、欧州バプテスト連合、ラテンアメリカ・バプテスト・フェローシップ、北米バプテスト連盟が組織されている。加盟教派・教会214、信徒3700万人。