カトリック東京大司教区の使徒ヨハネ澤田和夫(さわだ・かずお)神父が11日午前0時40分、老衰のため入居先の施設で死去した。104歳だった。同教区が同日、ホームページで発表した。
葬儀ミサ・告別式は18日(木)午後1時から、東京カテドラル聖マリア大聖堂(関口教会、東京都文京区関口3-16-15)で、同教区の菊地功大司教の司式により行われる。午前11時から午後12時半には、お別れの時間が設けられる。
1919年東京都渋谷区生まれ。20年麻生教会で受洗。51年ローマで司祭叙階。川口教会、清瀬教会、関口教会、浅草教会で主任または助任司祭を務め、90代になっても高円寺教会で協力司祭を務めるなどした。菊地大司教のブログによると、同教区最高齢の司祭だった。
父は、国際連盟日本代表、駐ブラジル大使などを務めた外交官で、東京外国語大学初代学長の澤田節蔵。
著書に、『トマス・アクィナス研究』『キリストを待つ』『「神学大全」入門』『信仰と祈りへの招き』『詩のように歌のように』など。他に訳書も含め多数の著作がある。