親や友人、社会などの「こうあるべき!」「こうあってはいけない!」などの物差しに合わせて、いつしか背伸びをするようになっていないでしょうか。人の評価ばかりを気にして生きていたら、いっときも心が休まりません。
あなたの周りにいる人の多くは、あなたを肯定したり、褒めたり、評価するためには生きていません。自分の物差しを引っ張り出してはあなたにあてがい、「短い」だの「長い」だのと言っているに過ぎません。
その物差しは、気分や雰囲気、利害によって目盛りの尺度が変わります。まるで伸びたり縮んだりするゴムのようなもので作られています。背伸びしてまでも、褒められようとしなくていいのです。自分を見失わないでください。代わりに、あなたを造られた神様の物差しで自分を見てください。それが本当のあなた自身です。
あなたは神の最高傑作であり、神はあなたを瞳の中に入れても痛くないほど愛しておられます。ただ、あなたが神から背を向け、神との関係が壊れているならば、神の物差しはあなたを「罪人(つみびと)」と断定します。実は、人はみんな罪人であり、罪の結果、死とあらゆる不幸がやってきているのです。
しかし、神はご自分の物差しをあなたにあてがって、「だからあなたはダメなんだ!」と言うのではありません。神は「そのあなたを愛しているよ」と言われます。神のひとり子イエス・キリストは、あなたを罪から救い出すために2024年前にこの地上に来られました。クリスマスの出来事です。
そして、あなたの罪を背負って十字架にかかって死なれ、墓の中に葬られ、3日目によみがえられました。このお方を信じて受け入れるならば、新しく生まれ変わることができます。
もう、人の物差しに合わせて背伸びして生きる必要はありません。人の物差しは人を苦しめるか、傲慢(ごうまん)にさせるか、劣等感に落ち込ませるか、背伸びをさせます。神の物差しは人を解放し、謙遜にさせ、自由にし、ありのままでのびのび輝いて生きさせます。
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