世界の子どもを支援するキリスト教主義の国際NGO「ワールド・ビジョン・ジャパン」(WVJ、東京都中野区)は1日、前事務局長の片山信彦氏が新理事長に就任したことを、公式フェイスブックで発表した。就任は同日付。
9月末に開かれた総会では、前理事長の小西孝蔵氏から花束が贈呈された。WVJは「引き続き、世界の全ての子どもたちに希望と未来があるよう、より多くの方々と、より多くの実を結ぶ支援を届けるべく、尽力してまいります」としている。
片山氏は大学卒業後、大手損害保険会社入社。1982年に退職し、キリスト者学生会(KGK)関東地区主事に。92年にWVJに入団し、2000年から17年まで事務局長を務めた。事務局長退任後も、常務執行役員、業務執行顧問、常務理事としてWVJに携わってきた。
英マンチェスター大学大学院・開発政策マネジメント研究所(IDPM)で「社会開発」と「NGOマネージメント」を学ぶ。20年、立教大学大学院キリスト教学研究科修了(神学修士)。共著書に、『連続講義 国際協力NGO』『国際NGOが世界を変える』。