インドのある宣教団体はこの夏、10日間の子ども聖書クラブで、神がインドの子どもたちの心をどのように動かされたかを報告している。
シャナ(仮名)の両親は、彼女が引きこもっていることに気付いていたが、その理由は分からなかった。両親はこの時、彼女がいとこから性的虐待を受けていたことを知らなかったのだ。
彼女は10日間の聖書クラブでイエスについて学び、イエスがどれほど傷ついている人々を気遣っておられるかを知った。
シャナは、今まで誰にも言えなかった心の傷を、聖書クラブのリーダーに話すことになった。このリーダーは彼女に、虐待にノーと言う方法を教えた。シャナはキリストと、彼女のリーダーが提供する弟子訓練に自信を見いだした。
次にいとこが望まない誘いをしてきたとき、シャナは自分のために立ち上がり、いとこは逃げていったのだ。彼女はついに両親に全てを話し、いとこはもう彼女を虐待できなくなった。
今日、シャナは両親と一緒に教会に行っている。大人になったら、自分がそうだったように、虐待から抜け出せない子どもたちを助けることに専念したいという。
人身売買や性的搾取で、いつも大きな犠牲を払わされるのは、若い女性や子どもたちだ。このような惨状に、宣教団体と弟子訓練プログラムが立ち向かっている。
世の腐敗や実際のニーズに福音は働く。このような働きをする宣教団体のために、またインドや世界の子どもたちが、若い時から聖書を学び、弟子訓練を受け、福音的な大きな収穫となるよう祈っていただきたい。
■ インドの宗教人口
ヒンズー 74・3%
プロテスタント 3・6%
カトリック 1・6%
英国教会 0・2%
イスラム 14・3%