元韓国カトリック教会ソウル大教区長の金壽煥(キム・スファン)枢機卿の遺体が安置されているソウル市内の明洞(ミョンドン)聖堂には連日各界から多くの弔問者が訪れ、金枢機卿との最後の別れを惜しんだ。葬儀ミサと墓地への埋葬が行われる20日を含めると、100万人は超えると予想されている。
李明博(イ・ミョンバク)大統領も弔問に訪れた。大統領は、金枢機卿の死亡した日の翌17日に明洞聖堂を訪れ、安置された棺の周辺を1分近くも離れず、頭を下げた。
翌18日にも弔問者は絶えず、明洞聖堂の周囲には3キロを超える長蛇の列ができた。深夜になっても状況は変わらず、当初深夜12時までの予定が1時まで延長された。同日だけで15万人が訪れたという。
19日には入棺式が行われ、20日午前にはローマ教皇代理の鄭鎭奭(チョン・ジンソク)枢機卿が葬儀ミサを執り行った。