「ヘブンズ・エンジェル」として知られるアルゼンチンの宣教師が、バイクで密林を旅し、文明からほとんど切り離された先住民族に手を差し伸べている。
彼のメッセージと伝道トラクトや冊子を受け取った多くの人々が、涙を流して、胸を打ってキリスト教を受け入れた。彼の努力は目覚ましい成果を上げているのだ。
アルゼンチンのチャコ州エル・インペネトレイブルと呼ばれる地域で伝道活動は行われており、宣教師はカヌーにバイクを載せてベルメホ川を渡るのだ。強い流れの中を進むのは容易なことではないが、その後も、悪路を10時間も走破しなければならない。
道は次第に狭い小道に変わり、自動車での移動には適さない。歩くことも可能だが、うっそうとした植物とサボテン、ジャガー、ピューマ、毒蛇がおり、徒歩では時間がかかる上に危険だ。
誰もエル・インペネトレイブルの部族に手を差し伸べようとはしないし、今までそうされてこなかった。「自分が行かなければいったい誰が行くのか」という強い使命に突き動かされ、このアルゼンチン人宣教師は、現地の人々とつながりを築き始めた。彼はある部族と小さな信者グループを作ることに成功した。
医薬品の運び屋としての彼の役割は、人々に必要不可欠な医薬品を提供することで、最寄りの病院からも感謝されるようになった。
地の果てのような未伝地伝道は、このような情熱と使命に燃える宣教師たちによって切り拓かれてきた。そして今も困難な地の果てを目指す宣教師たちの闘いは続く。
このような困難なミッションに挑む宣教師たちを特に覚えて祈っていただきたい。アルゼンチンの奥地に住む現地民の救霊のために祈ろう。
※宣教師の安全のために名前は伏せています。
■ アルゼンチンの宗教人口
カトリック 87・0%
プロテスタント 11・9%