毎週2万2000人が礼拝をささげる米カリフォルニア州にあるメガチャーチで行われた15日の礼拝で、「神に信頼するべきだ。神は満たしてくださる」というメッセージとともに、買い物袋約1万枚が配布された。説教者は、買い物袋には食料を詰め、生活に困っている「必要のある人々」に配ろうと会衆に呼びかけた。
経済危機に直面し、生活の様々な面で不安を抱くようになりつつある米国で、神への力強い信頼を説くとともに、買い物袋に食料を詰めて困っている隣人に配ろうというユニークな方法で信仰の実践を教えるのは、サドルバック教会のリック・ウォレン牧師。
世界中のメディアで経済危機が叫ばれ、世界的に不安がよぎるなか、ウォレン牧師は神へ信頼することは、神をすべてのものの根源として見ていることだと強調。「あなたが必要としているものは、物質的なものであれ、感情的なものであれ、人間関係におけるものであれ、霊的なものであれ何でも、またあなたの肉体における必要でも、心における必要でも、魂における必要でも、霊における必要でも何であれ、神は『あなたが私に信頼するなら、わたしはその必要を満たそう』と言われる」と語った。
そして、礼拝の終わりには信仰の実践の具体的な形として、1万枚近い買い物袋が配布された。「神があなたの信仰を試される第一の方法は何か?そうお金だ」「神は、『心配するのか、それとも私に頼るのか』、それを知りたがっている。他人の必要に出くわす時、神は私たち自身のものも満たしてくださる」とウォレン牧師。経済的な恐怖も神に頼る信仰で乗り越え、買い物袋に食料品を詰めて隣人の必要に心を向けようと呼びかけた。