キリスト教出版販売協会が主催する「キリスト教書店大賞」の2023年のノミネート作品が、同賞のフェイスブックで発表された。
ノミネートされたのは、過去2度の受賞経験のある片柳弘史神父(カトリック宇部教会主任司祭)の『なにを信じて生きるのか』『日々を生きる力』、スイス人旧約聖書学者のトーマス・レーマー氏による『ヤバい神』、平良愛香牧師(農村伝道神学校校長)の監修による『LGBTとキリスト教』など11点。
同賞は、低迷するキリスト教出版業界を少しでも活性化させようと、2011年にスタートし、今年で13回目。キリスト教出版販売協会に加盟する全国のキリスト教書店の店員が、前年出版された書籍の中から「売りたいお勧めの本」を投票形式で選ぶ。
ノミネート作品は、各キリスト教書店がベスト3を投票し、合計得点の多い上位10作品が選ばれるが、今年は同率の作品があり11点に。大賞はこの11点の中から選ばれ、8月上旬に発表される。
2023年のノミネート作品(五十音順)と過去5年の受賞作品は以下の通り。
<2023年のノミネート作品>
『LGBTとキリスト教』
平良愛香監修
日本キリスト教団出版局
『老いと祝福』
石丸昌彦著
日本キリスト教団出版局
『使徒信条 光の武具を身に着けて』
平野克己著
日本キリスト教団出版局
『たどりつくまで』
アン・ブース文、サム・アッシャー絵他
新教出版社
『どう読むか、聖書の「難解な箇所」』
清野太潮著
ヨベル
『なにを信じて生きるのか』
片柳弘史著
PHP研究所
『21世紀のキリスト教入門』
フスト・ゴンサレス著他
教文館
『ビジュアル版 はじめての聖書物語』
サリー・タグホルム著他
創元社
『日々を生きる力』
片柳弘史著
教文館
『八木重吉 家族を詩(うた)う』
日本キリスト教団出版局編
日本キリスト教団出版局
『ヤバい神』
トーマス・レーマー著
白田浩一訳
新教出版社
<過去5年の受賞作品>
- 2022年:『ユダよ、帰れ』(奥田知志著)
- 2021年:『やさしさの贈り物』(片柳弘史著)
- 2020年:『今日のパン、明日の糧』(ヘンリ・ナウエン著)
- 2019年:『わたしはよろこんで歳をとりたい』(ジェラルディン・マコックラン著)
- 2018年:『こころの深呼吸』(片柳弘史著)