基督兄弟団の理事長や聖書学院院長などを歴任した工藤公敏(くどう・きみとし)牧師が14日、死去した。86歳だった。長年牧会した同教団目黒教会(東京都目黒区)で17日、小野寺従道牧師(同教団横浜教会)の司式の下、葬儀が行われた。
1937年、長野県生まれ。地元の工業高校卒業後、大手重工業メーカーの工場に勤務。社員寮にいたクリスチャンの友人に誘われて教会に通い始め、その後献身。同教団聖書学院、放送大学、ルーサー・ライス大学院日本校卒業。同教団理事長、同教団聖書学院院長、キリスト再臨待望同志会会長などを歴任した。
著書に『北アルプスのふところから神の懐へ』『続・北アルプスのふところから神の懐へ』など。本紙では2009年5月から10年2月にかけ、両書の一部を掲載する形で、コラム「北アルプスのふところから神の懐へ」を連載した。