日本各地で年間200回以上の路傍伝道を行っている「路傍伝道ネットワーク」が、レント(受難節)の期間に合わせてクラウドファンディング(CF)を行っている。目標金額は200万円で、調子が悪くなっているという専用車の修理・買い替えや、路傍伝道で使用するチラシや月刊ニュースレター「路傍伝道新聞」の発行費用などに充てる。
今年で活動7年目となる路傍伝道ネットワークは、山手線30駅の駅前を中心に、首都圏の1都3県で年間200回以上の路傍伝道を行っている。また、年に数回は、関西、中部、東北などにも遠征し、日本各地で福音の種をまく働きを行っている。
代表の菅野直基牧師(新宿福興教会)は、母方の祖父が、「ホーリネスリバイバル」の中心的な人物であった小原十三司牧師(淀橋教会)の路傍伝道で救われた。菅野牧師自身は、後に牧師となった祖父が開拓して建てた教会で救われており、クリスチャンになったその日から現在に至るまで当たり前のように路傍伝道をしてきたという。
路傍伝道については、「現代には合わないのではないか」「効率が悪いのではないか」といった声もある。しかし、菅野牧師は、政治家が街頭演説をするのはそれなりの効果があるからだと言い、路傍伝道についても効果はあると話す。また、何よりも福音を伝えることは主の命令だとし、「彼らが聞いても聞かなくても、また時が良くても悪くても、伝え続けなければいけないと思っています」と言う。
路傍伝道の現場では、その場で出会った人が祈ったことで病を癒やされたり、イエス・キリストを受け入れたりすることも起こる。また、参加するクリスチャンも、路傍伝道をすることで信仰が強められ、良い影響があるという。
支援金は、集まった金額に応じて、▽専用車の修理または買い替え、▽配布チラシの発行、▽路傍伝道新聞の制作・発行・郵送、▽防水スピーカーの購入、▽宣教旅行、備品購入といった必要経費などに充てる。支援金は千円から50万円まで選択可能で、いずれも何らかのリターン(返礼)がある。
路傍伝道ネットワークは、支援金のほか、路傍伝道のために使用する車やバイク、楽器(弦楽器、管楽器、打楽器)、スマホ、タブレット、ノートパソコン、液晶テレビなどの献品も募集している。
また、菅野牧師は次のように述べ、路傍伝道のための祈りと直接の参加も呼びかけている。
「約100年前のスペインかぜの収束後にリバイバルが起こったように、新型コロナウイルスのパンデミックが収束しようとしている現在、先駆けとして米国のアズベリー大学でリバイバルが始まっていますが、これが全世界的に起こることを期待しています。神様の側で、そのような素晴らしい現象を起こしてくださるとともに、私たちも大宣教命令に応えて福音伝道をしていきましょう。『収穫は多いが、働き手が少ない』とイエス様は言われました。ぜひ路傍伝道の活動のために祈り、参加していただけたら幸いです」
路傍伝道ネットワークのクラウドファンディング(募集期間:2月22日~4月9日)のページはこちら。直接の献金や献品、路傍伝道の実施スケジュールや参加などに関する情報は、路傍伝道ネットワークのウェブサイトを。