沖縄から北海道まで全国10箇所を巡回する聖会「日本ケズィック・コンベンション」(峯野龍弘中央委員長)が今年も、先週末の沖縄大会を皮切りに始まった。約一カ月間で日本列島を縦断する。今年で44回目となる大阪ケズィック・コンベンションは18日から、日本ケズィック発祥の地である箱根では24日から第48回大会が開催される。
今年のメイン講師は、英国福音同盟理事のロバート・エイメス博士と、英国バプテスト連盟牧師のイアン・コフィ博士。エイメス博士は、ディーク・ストリート・バプテスト教会で主任牧師を務める傍ら、米国福音同盟理事、スポルジョン・カレッジでは理事長として活躍している。本場英国のケズィック・コンベンションに関わりが深く、ヨーロッパ各地、アメリカ、アジア、オーストラリアの諸集会で奉仕している。日本ケズィックでは4度目の奉仕。また、コフィ博士は英国バプテスト連盟の牧師で、英国最大の集会「Spring Harvest」の指導者の一人。英国ケズィックでは毎年のように講師を務めている。日本ケズィックでの奉仕は今回が初めてとなる。
今年で44回目となる大阪大会は、長年親しまれてきた森之宮ピロティー・ホールから大阪市中央公会堂(旧:中之島公会堂)に会場を移しての初めての大会となる。今年は、2人のメイン講師のほか、太平洋放送協会(PBA)理事長の村上宣道牧師(埼玉県・坂戸キリスト教会)が講師を務める。
日本でもっとも長い歴史を持つ箱根大会は、これまで多くの献身者を生み出す舞台となった箱根ホテル小涌園を会場に今年も行われる。今年は2人のメイン講師のほか、救世軍の吉田眞司令官、日本基督教団清水ヶ丘教会の島田勝彦牧師が日本人講師を務める。同大会で行われる女性向けの集会レディースコンベンションでは、エリザベス・エイメス夫人が講師を担当する。
ケズィックはいずれの大会も教職の参加割合の高さが特徴の一つとなっている。箱根大会をきっかけに献身した教職者は数多い。その排他的でなく包括的、神学的でなく聖書的、教団教派的でなく聖書全巻的なメッセージによって、いまも多くのキリスト者の健全な信仰の成長に貢献している。
大会に関する問い合わせは、同大会事務局(03・3291・1910)まで。