フィリピンのある兄弟たちは、2019年10月の一連の地震で被災した彼らの部族の全ての人々に対し、救援物資を配り、伝道を始めた。
貧しさの中で育ったガラン(※仮名)は、貧困にあえぐ人々に対する主の愛と配慮を知り、聖書を熱心に勉強するようになった。彼は聖書の言葉に魅了され、村の仲間を誘って一緒に勉強したいと思うようになった。
これらの人々のほとんどがキリストに身をささげ、ガランは今では部族のリーダーとなった。19年10月の地震に続き、2020年にはパンデミックの恐れから、人々は聖書に救いを求め、さらに学びのグループが増えた。
パンデミックによって、聖書の勉強は中断せざるを得なかったが、彼らは携帯やスマートフォンで連絡を取り続けた。渡航制限もあったが、それが解除されると、現地の宣教師は再び部族の人々を訪問し、伝道と聖書の学びをスタートした。するとますます多くの人々が改宗し、変化していったのだ。
これによって飲酒や不道徳が減り、今では救援物資の配布や他の活動で、未信者たちがキリスト者を助けるほどになったという。安全上の理由で詳細は明かせないが、これらのフィリピンの部族や地方、隅々にまで福音が届くよう祈っていただきたい。
■ フィリピンの宗教人口
カトリック 79・9%
プロテスタント 13・3%
イスラム 5・7%
土着の宗教 0・7%