歴史のイエスと信仰のキリストが分裂しつつある現代、偉大な神学者である現教皇が、最新の聖書解釈学の成果をとり入れつつ、分裂を架橋し、父なる神と常に向き合って生きた真のイエスの姿を提示する。(購入する)
著者: | ベネディクト16世 |
価格: | 税込3,150円 |
出版社: | 春秋社 |
発売日: | 2008年12月 |
ページ: | 519ページ |
サイズ: | 19.2 x 13.8 x 3.6 cm |
ISBN: | 4393332776(ISBN‐10) 978‐4393332771(ISBN‐13) |
【著者紹介】
ベネディクト16世(Benedictus XVI):本名はヨーゼフ・アロイス・ラッツィンガー (Joseph Alois Ratzinger)。1927年、ドイツバイエルン州生まれ。1951年、司祭に叙せられる。ボン、ミュンスター、テュービンゲン、レーゲンスブルグの各大学で、基礎神学、教義学、教義史の教授として研究と教育の任にあたる。1962〜65年のヴァティカン公会議には、フリングス枢機卿の神学顧問として参加し、のちに専任の公会議神学者に任命され、公会議の進展に深く関わる。1977年、ミュンヘンとフライジングの大司教、同年6月には枢機卿に任じられる。1981年、教皇ヨハネ・パウロ2世により教理省長官に任命される。2005年4月2日、教皇ヨハネ・パウロ2世の逝去に伴い、史上8人目のドイツ人教皇として選出される。
【著書紹介】
▽ 「新ローマ教皇 わが信仰の歩み」 (税込1,995円、春秋社)
▽ 「ベネディクト16世 黙想と祈りによる十字架の道行」 (税込840円、女子パウロ会)
▽ 「典礼の精神」 (税込2,310円、サンパウロ)
▽ 「神は愛―回勅」 (税込840円、カトリック中央協議会)
【訳者紹介】
里野泰昭(さとの・やすあき):1930年、東京生まれ。東京大学工学部卒業後、上智大学ラテン哲学科に入学、ドイツのボン大学カトリック神学部に留学。ボン大学カトリック神学部神学課程卒業後、ミュンスター大学、テュービンゲン大学、レーゲンスブルグ大学の博士課程において、ラツィンガー教授の指導を受ける。帰国後、千葉大学で助教授、教授を務め、千葉大学定年退官後は仙台白百合女子大学教授を務め、2007年3月に退職。
【著書・訳書紹介】
▽ 「ヨーロッパ文化の源流―異文化理解の視点」 (税込1,785円、有斐閣)
▽ 「世界を愛で満たすために―ヨハネ・パウロ二世100の言葉」 (税込1,260円、女子パウロ会)