日本におけるゴスペルブームの火付け役となった映画「天使にラブ・ソングを…」を原作としたミュージカル「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」が、11月から来年1月にかけ、東京や大阪など全国6都市で上演される。日本での上演は4回目、3年ぶりとなる。
ミュージカル「天使にラブ・ソングを」は、映画で主役の黒人歌手デロリスを演じたウーピー・ゴールドバーグ自らがプロデュースした作品で、2009年にロンドンで初上演。続く10年にドイツ・ハンブルグで上演され、11年にはミュージカルの本場であるニューヨークのブロードウェイに進出した。日本には14年に初上陸。その後、16年、19年と再演を重ね、今回新たなキャストを迎えてさらにパワーアップした姿で日本全国を横断する。
主役のデロリス役は、初演から演じているオペラ歌手で女優の森公美子と、19年の公演から演じている元宝塚歌劇団宙組トップスターの朝夏(あさか)まなとによるWキャスト。冷酷なギャングのボスでデロリスの元恋人であるカーティス役も同じくWキャストで、初演から演じている大澄賢也と、今回新たに加わった吉野圭吾が演じる。
デロリスの幼なじみで警察官のエディ役は、初演から変わらず石井一孝。ギャングの子分3人組は、続投の泉見洋平(TJ役)、KENTARO(ジョーイ役)に、ミュージカル「レ・ミゼラブル」でアンジョルラス役を務めた木内健人(パブロ役)が新たに加わる。
厳格な修道院長役は、初演から安定の演技を見せている鳳蘭(おおとり・らん)。個性豊かな修道女たちは、年配修道女のメアリー・ラザールス役を春風ひとみが、明るくハイトーンな歌声のメアリー・パトリック役を谷口ゆうなが、デロリスとの出会いで内気な性格から変えられていくメアリー・ロバート役を真彩希帆(まあや・きほ)が演じる。春風は初演から続く出演で、谷口と真彩は、オハラ神父役の太川陽介と共に今回が初参加。
作中の音楽は、「リトル・マーメイド」「アラジン」「美女と野獣」など、ディズニー映画の数々の名曲を手がけてきたアラン・メンケンが作曲。演出は、過去3回にわたる日本の公演すべてを手がけてきた山田和也が今回も担当する。
公演スケジュールは下記の通り。東京公演の先行抽選エントリーは、東宝ナビザーブで8月16日(火)~19日(金)。先行先着販売は28日午前10時から。チケット購入の詳細やその他の公演に関する問い合わせ先は、公式サイトを。
<東京公演>
日程:2022年11月13日(日)~12月4日(日)
場所:東急シアターオーブ
<大阪公演>
日程:2022年12月9日(金)~12月12日(月)
場所:梅田芸術劇場メインホール
<広島公演>
日程:2022年12月17日(土)~12月18日(日)
場所:上野学園ホール
<愛知公演>
日程:2022年12月24日(土)~12月25日(日)
場所:愛知県芸術劇場大ホール
<福岡公演>
日程:2022年12月29日(木)~2023年1月4日(水)
場所:博多座
<長野公演>
日程:2023年1月21日(土)~1月22日(日)
場所:ホクト文化ホール
■ ミュージカル「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」のPR動画