【CJC=東京】AFP通信によると、仏西部ナントの市立図書館で2008年9月に発見された、オーストリアの作曲家ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの直筆による楽譜の未発表曲が、初めて一般の前で演奏されることになった。
楽譜は、1787年からモーツァルトが死亡した1791年の間のものとみられ、1枚の紙に楽譜が2点書かれていた。1点は完成しており、「クレド」と呼ばれるミサ用の楽曲で、演奏時間は約90秒。もう1点は未完成の草稿で、やはりミサで唱えられる「キリエ」に着想を得たものだという。
ナントでは1月22日、報道関係者向けに、楽曲の一部がバロック音楽団『ストラディバリア』のダニエル・キュイエ音楽監督によって演奏された。公開演奏は29日にナントで開催される音楽祭で行われる。