【CJC=東京】ロシア正教会幹部は1月25日、次期総主教候補3人を選出した。アレクシー2世総主教の死去を受けて、次期候補の選考が進められて来たが、ソヴィエト体制崩壊後初めての総主教誕生とあって教会内外の注目を集めている。
現在、総主教代行を務めているスモレンスクとカリーニングラードのキリル府主教(62)が近代化派と目され、25日の主教会議では総数197票のうち97票を獲得した。カルーガとボロフスクのクリメント府主教(59)が32票、ミンスクとスルツクのフィラレ府主教(73)が16票だった。
モスクワの救世主キリスト大聖堂で全教会会議が開催され、29日までに新総主教が選出される予定。