【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)が1月23日、動画共有サイト「ユーチューブ」に教皇ベネディクト16世(81)の公式チャンネルを開設した。米グーグル傘下の「ユーチューブ」も同日、バチカンが公式チャンネルを立ち上げたと発表した。
同チャンネルでは、教皇の活動やバチカンや教会でのイベントでの様子を約2分間の映像にまとめたものを英語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語の4カ国語で毎日配信する。
バチカンはこのチャンネルを「今日の世界の主要問題に対するカトリック教会の立場を示すもの」と位置づけている。
AFP通信によると、現地時間23日午後5時半(日本時間24日午前1時30分)現在、チャンネルの再生回数は1万4606回で、登録者数は528人。ユーチューブの人気動画一覧では下の方に位置している。
バチカンはテレビ(CTV)とラジオによって教皇の活動や教皇庁での重要な行事について報じてきた。1995年にはインターネット上に公式サイトを開設しており、今回はこれに続くニューメディアへの参入となる。
ユーザーは「ユーチューブ」の機能を利用して、公式チャンネルにメッセージを送ったり、コメントをつけることができる。