米カリフォルニア州ラグナウッズの教会で15日、銃乱射事件があり、1人が死亡、5人が重軽傷を負った。容疑者は60代のアジア系の男で、地元の住民ではなく、教会との関係は不明。米キリスト教メディア「クリスチャンポスト」(英語)が同日伝えた。
事件があったのは、ラグナウッズのジェニーバ長老教会。警察がこの日開いた記者会見で発表したところによると、礼拝後の昼食会中に事件が発生したという。事件では、1人が死亡、4人が重傷、1人が軽傷を負った。被害者は全員成人で、地域の病院に搬送された。
信徒らが容疑者を取り押さえ、その後現場に到着した警察が身柄を拘束した。警察は、信徒らの迅速な行動を「卓越した英雄的行動と勇気」とたたえた。
警察はこれまでのところ、事件がヘイトクライム(増悪犯罪)によるものか、また容疑者の詳しい動機などは明らかにしていない。
地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」(英語)によると、昼食会は、台湾系の元牧師を記念する集いだった。警察は午後1時26分に通報を受け、現場に駆け付けた。昼食会には当時、30~40人がおり、容疑者の男は2丁の銃を所持していた。
信徒らがどのようにして男を取り押さえたかは詳細が不明だが、男を地面に倒した上で、延長コードなどで腕や脚を縛り付けたとされる。
ラグナウッズは、ロサンゼルスの南東約70キロに位置する都市。