ウェスレアン・ホーリネス教団(峯野龍弘委員長)の東京新年聖会が12日、東京都新宿区の淀橋教会で開かれた。「神の力に生きる―命に溢れさせてください―」をテーマに3回の集会が行われ、午後3時の集会には同教団の教職や信徒ら102人が出席した。
峯野委員長は、「一粒の麦」(ヨハネ12:24)のたとえから「(十字架の愛の奥義は)一粒の麦のごとく、自分の尊い、たった一つの命をささげること」だと説き、その愛を胸に秘めて生きるなら「多くの人を生かしていく命に、お互いもなり行く」と語った。
また、「(十字架の愛に従う道には、)他者の救いのためになす、命がけの献身がある」と語り、自己利益の放棄、自己犠牲の甘受、何一つ見返りを期待しない全き献身こそ「アガペー(神の愛)」であり、「ここ(アガペー)にひとすじに目をむけ、歩んで参りましょう」と述べた。
湯澤鈴世牧師(二俣川伝道所)は、ご自分を「命のパン」(ヨハネ6:48)として「このパンを食べる者は永遠に生きる」(同58)と語られただけでなく、実際に十字架にかかり、ご自分の命をもってすべての人々に命を与えられたイエスの言葉は「確かなもの」と強調。キリストの言葉は「霊」(同63)であり、「私たちを生かしてくださる」と語った。
湯澤牧師は、「あなたは永遠の命の言葉を持っておられます」(同68)と告白してイエスに付き従ったペトロのように、「信仰をもってキリストの言葉をつかんでいきたい」と述べた。