【CJC=東京】カトリック神学者リチャード・ジョン・ニューハウス氏が1月8日、腫瘍のため死去した。72歳。雑誌『ファースト・シングズ』の創刊者。妊娠中絶、幹細胞研究、伝統的な結婚など社会的な問題に関してジョージ・W・ブッシュ大統領への助言者だった。
ルーテル派牧師から1990年にカトリックに改宗、翌年司祭に叙階された。90年に『福音派とカトリック者共に』をチャールス・コルソン氏と設立、同名の著書もある。
米紙ナショナル・カトリック・リポーターは、プロテスタント福音派とカトリック保守派との非公式な対話強化を願っていた、と報じた。
週刊誌タイムは、2005年、アメリカの最も影響のある福音派のリストに名前を入れることで、仲介者としての役割を評価した。