宣教報告「キリスト者の集い」
毎週の学生伝道聖研は現在二つにグループ分けして学びを進めています。新しく加わる人達向けと既に長く学んで来ているグループです。種蒔きのための聖研となる可能性が多いのですが、しかし刈り取りのためにさらに祈り準備するように導かれています。霊的なチャレンジを一人一人の魂になすために、天的な力が必要です。今回の「キリスト者の集い」では、主を受け入れクリスチャンになる一歩手前の方々三名と話しました。明確な信仰告白に至るためにどのような導きの言葉をかけるべきか祈らされました。刈り取りのために特別な賜物を与えられた器を思い浮かべながら、刈り取りのための霊の力と霊の判断力をさらに与えられたいと願っています。(基生)
毎夏恒例の「ヨーロッパ・キリスト者の集い」が七月二九日〜八月一日とドイツ・リューネブルグで開かれました。北ドイツJCFハンブルグ・ハノーファーの担当。河村昭夫・紀子先生は英国オックスフォード集会も兼任されており、オックスフォードとハンブルグを行き来しながら大変なご労苦だったと思います。比較的少人数のハンブルグ集会の兄姉方が心から、惜しみなくご奉仕され、「不思議なように上から力が与えられるんです。この集会がまるで天国のようでずっと続いて欲しい。」との言葉に表われる「喜んで仕える霊」が約四百人、十三ヵ国からの参加者に溢れ出ているようでした。
九九年の集いで私達夫婦が始めた本大会前一泊の青年会は、今年はミラノの内村宣教師夫妻が担当して下さいました。ケンブリッジの我が家での学生聖研からも未信者が出席。いつもは未信者が大多数を占める学生聖研から、ほとんどクリスチャンという青年会に出て、同世代の日本人クリスチャンと多く交わり感化を受けたことでしょう。ケンブリッジから出席の、別の未信者家族四人と共に「集い」を経験した後、「九月にケンブリッジに戻って、ゆっくり話したい」との言葉を残して、この青年は一ヵ月の旅に発ちました。どのような再会を神様は用意されているか楽しみです。この方のうちに主が豊かに働いて下さるように、年末の帰国後、すぐにクリスチャンの交わりが与えられるように今から共に祈っていただけると幸いです。
私達夫婦は青年会と同時並行して「欧州・宣教のビジョンを語る会」を開かせていただきました。全集会の教師ないし代表者でビジョンや必要を語り合う時間が「集い」期間中に持てないという現実があり(実務的な連絡で時間切れになってしまう)、「ヨーロッパ日本語集会名簿」作りを買って出ている基生が、この会を呼びかけるよう導かれました。会は祝され、基生・好江それぞれの奉仕も守られました。
昨年の「集い」で信仰の決心が与えられたSさん(二〇〇三年十月号参照)はクリスマスに受洗したと、オランダ在住の叔母さんから聞きました。昨年の「集い」以降あと三人受洗したというニュース(欧州に家族が住み、ご本人は日本というケースがほとんど)に大いに御名を崇めています。うちお一人とは今回の「集い」で交わりが与えられ、ご本人が恵まれ、ご家族が祝されている様子に心から感謝を捧げました。祈りの友の皆さんが捧げられた祈りが、このように豊かに答えられています。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。感謝を込めて。(好江)
【祈りの課題】
1.特に大学関係で9月からケンブリッジに滞在する日本人が多くいます。この方々とより多くコンタクトでき聖書の学びの集いに導かれるように。
2.婦人聖研3つの内の1つは会場提供をしていて下さった方が帰国され他のグループに合流となりました。 御心ならば、ニューナム地域に会場を提供して下さる人が与えられるように。聖書を学びたいと願いつつ、日程が合わず躊躇している方々に良き機会が設定出来るように。
<OMF宣教ニュース 2004年9月号から転載>
横山基生:牧師家庭で生まれ育つ。'84年淀橋教会での奉仕から伝道牧会者の歩みがスタート。イギリス(London Bible College)、アメリカ(Asbury Theological Seminary)の神学校を経、イギリスでの日本人伝道にビジョンが与えられる。'96より在英日本人宣教会(現・在欧日本人宣教会)宣教師。2000年10月よりOMF宣教師。在外邦人伝道とともに、帰国者のケア・ネットワークに積極的に携わる。