カトリック長崎大司教区は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、西坂公園(長崎市)などで2月5日と6日に予定していた日本二十六聖人殉教祭(記念ミサ)を中止すると教区のウェブサイトで発表した。中止は昨年に続き2年連続。
日本二十六聖人殉教祭は、豊臣秀吉の命令によって1597年に長崎で磔刑に処された二十六聖人の殉教を記念する催し。殉教日である2月5日に合わせて西坂公園で行われる記念ミサには、毎年多くの人が参列し祈りをささげる。
発表で長崎大司教区は、「大変残念でありますが、どうぞ記念日を心にとめ、それぞれの場所でお祈りをお願いいたします」と呼び掛けた。
県のまとめによると、21日は新たに485人の感染が確認され、新規感染者数は4日連続で過去最多を更新。累計の感染者数は8986人で、県は現在の感染のほとんどがオミクロン株によるものとの見方を示している。