日本でも数々の伝道集会を行ってきた米国の大衆伝道者で、キリスト教国際支援団体「サマリタンズ・パース」の総裁でもあるフランクリン・グラハム氏(69)が8日、収縮性心膜炎のため心臓の手術を受けた。手術は成功し、来年海外で予定している伝道集会までには回復する見込みだという。
グラハム氏は9日、自身のフェイスブック(英語)で、ミネソタ州ロチェスターのメイヨー・クリニックで心臓の手術を受けたことを公表。収縮性心膜炎は、心臓を包んでいる心膜が炎症により硬化し、心臓を圧迫することで心機能が低下する病気。手術では、心膜を除去したという。
グラハム氏は、手術の成功を神に感謝するとともに、医療チームにも謝意を示した。医師は、グラハム氏が完全に回復し、通常の活動に戻ることができると見込んでいるという。
グラハム氏は来年、6月にブラジル、7月にロシア、10月にイタリア、11月にはニュージーランドで伝道集会を予定している。
「2022年には世界中で多くの機会を得て、イエス・キリストの福音を伝え、人々にイエス・キリストに対する信仰と信頼を持ってもらうことを楽しみにしています」。グラハム氏はそう期待を語るとともに、「暖かい気候になる頃には、バイクに乗れるようになることも楽しみにしています」と付け加え、祈りで支えてくれた人々に感謝を示した。