米国のゴスペル音楽協会(GMA)が主催する第52回ドーブ賞の授賞式が19日、米テネシー州ナッシュビルで開催された。キリスト教音楽業界で卓越した業績を上げたアーティストらを表彰する賞で、22日には授賞式の模様がキリスト教国際放送局「トリニティー・ブロードキャスティング・ネットワーク」(TBN)で独占放送された。
主要賞である最優秀歌曲賞には、コロナ禍の中、日本を含め世界各国でカバーされた「The Blessing」が選ばれ、最優秀アーティスト賞には、オーストラリア出身の兄弟デュオ「for King & Country」が選ばれた。
最多受賞者は、ゴスペル歌手のシーシー・ワイナンズと音楽プロデューサーで作曲家のジェイソン・イングラムで、それぞれ4冠を達成。「The Blessing」の作曲に関わったエレベーション・ワーシップのクリス・ブラウンとスティーブン・フーリック、また for King & Country はそれぞれ別の2部門でも受賞し、3冠を手にした。
最優秀新人賞に輝いたのは、アトランタを拠点に活動するCCMグループ「マーベリック・シティー・ミュージック」。マーベリック・シティー・ミュージックは、エレベーション・ワーシップと共同でリリースした「Old Church Basement」で、最優秀アルバム賞(ワーシップ部門)も受賞した。
最優秀アーティスト賞(コンテンポラリー部門)は、ナッシュビルを拠点に活動する5人組CCMバンド「We The Kingdom」が受賞。最優秀アーティスト賞(ゴスペル部門)はシーシー・ワイナンズで、シーシー・ワイナンズは「Believe For It」で、最優秀アルバム賞(ゴスペル・ワーシップ部門)も受賞した。
受賞者一覧はドーブ賞の公式サイト(英語)を。
■「The Blessing」ライブ動画