日本キリスト教協議会(NCC)とカトリック中央協議会は、来年1月18日から25日までの「キリスト教一致祈祷週間」のためのポスターと小冊子を制作し、祈祷週間への参加を呼び掛けている。来年のテーマは、「それらはあなたの手の中で一つとなる」(エゼキエル37:15‐28)で、今回は韓国の起草委員会が小冊子の原案を作成した。
同祈祷週間は、「アトンメントのフランシスコ会」創設者であるポール・ワトソン神父が1908年に提案したもので今年ちょうど100年目を迎えた運動。北半球では伝統的に毎年1月18日から25日に行われてきた。世界中で用いられる同祈祷週間のための小冊子は、毎年当番国の起草委員会が原案を作成し、世界教会協議会(WCC)と教皇庁キリスト教一致推進評議会が共同で発行する資料に基づいて作成されている。
今年のテーマは、国家の分裂を経験した韓国教会の経験に根ざしたものとされており、分裂国家のなかで生き、民の一致を求めた預言者エゼキエルにインスピレーションを求めているという。韓国基督教教会協議会(NCCK)と韓国カトリック司教協議会(CBCK)の代表者グループによってその原案が準備された。
日本では来年、クリスチャンセンター神戸バイブルハウス(神戸市、1月17日午後2〜5時)、カトリック立川教会(東京都立川市、18日午後2時半〜4時)、日本基督教団・新潟教会(新潟市、21日午前10時半〜)など18会場で祈祷会が予定されている。
小冊子には、2009年のテーマ解説やエキュメニカル礼拝についての説明、八日間の聖書の黙想と祈り、韓国教会の祈りと韓国におけるエキュメニズムの状況などが収められている。一方、祈祷週間のみならず、教会一致のために年間を通して用いることが出来るように配慮された内容となっている。
小冊子、ポスターはともに無料(送料負担)。小冊子の内容はダウンロード(PDF・4.4MB)もできる。申し込み・問い合せは、氏名、団体名、所在地、電話番号、FAX 番号、メールアドレス、希望部数を明記し、下記まで。
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