恐れるな。わたしがあなたを贖ったのだ。
わたしはあなたの名を呼んだ。
あなたはわたしのもの。
あなたが水の中を過ぎるときも、わたしはあなたとともにおり、
川を渡るときも、あなたは押し流されない。
火の中を歩いても、あなたは焼かれず、
炎はあなたに燃えつかない。
わたしが、あなたの神、主、
イスラエルの聖なる者、
あなたの救い主であるからだ。
・・・
わたしの目には、あなたは高価で尊い。
わたしはあなたを愛している。
(イザヤ43:1−4)
アメリカ建国後まもなくのことです。
ひとりの旅人が疲れ切って、ようやくミシシッピーの川岸に着きました。しかし、渡りたくても、橋がかかっていません。真冬だったので、川の面には氷が張り詰めていました。「この上を渡ることができるかなぁ?この氷は大丈夫だろうか?私の体の重みを支えることができるだろうか?暗くなってくる。早く、向こう岸へ行かなければ」。散々ためらった後で、彼は恐る恐る氷の表面を、四つんばいになって渡りはじめました。
やっと半ばまで来た時です。後ろの方で歌声がしました。もやの中から、一人の男が四頭立ての馬車に乗って、氷の上をやってくるではありませんか。彼はびっくりして、立ち上がりました。氷は大丈夫だったのです。彼は四つんばいを止めて、対岸まで渡っていきました。
あなたはキリストをもう、試験済みですか?人生のあらゆる分野において、喜びにも、悲しみにも、成功にも、失敗にも、健康にも、病気にも、どんな時にも、イエス・キリストは信頼するに余りあるお方です。キリストを信じる者を、主は支えてくださり、対岸へ無事に届けることができるお方なのです。
しかもこの保証は、絵に描いた餅ではありません。
聖書が語っています。
とこしえにいます神はあなたのすみかであり、下には永遠の腕がある。
(申命記33:21、口語訳)
神は真実な方です。神の約束に、うそ、偽りはありません。
また神の約束が忠実に果たされることを体験した無数の人々の証明があります。
キリストを信じる者に与えられる神の愛の保証は、私たちの人生にゆとりと確信をもたらします。
あなたは今日、絶対に変わらないものをおもちでしょうか?どんな嵐がやってきても、問題が起こっても、揺るがない確信をおもちでしょうか?
イエス・キリストは、全人類の問題、病気、罪を背負って十字架にかかり、三日目に死にさえ勝利して復活された、真の救い主です。
キリストを信じる人生は、この地上での保証であり、永遠に続く天国への保証なのです。
神がともにいます時、新しい勇気と力が与えられます。イザヤが言ったように、恐れることなく、生きることができるのです。何が起こっても、驚き惑うことなく、歩むことができるのです。神とともに歩む人生を経験してください。
もっと聖書を知りたい方、救いを求めたいと願う方は、ぜひご連絡ください。教会へお出かけください。心からお待ちしています。
まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしのことばを聞いて、わたしを遣わした方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきに会うことがなく、死からいのちに移っているのです。(ヨハネ5:24)
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榮義之(さかえ・よしゆき)
1941年鹿児島県西之表市(種子島)生まれ。生駒聖書学院院長。現在、35年以上続いている朝日放送のラジオ番組「希望の声」(1008khz、毎週水曜日朝4:35放送)、8つの教会の主任牧師、アフリカ・ケニアでの孤児支援など幅広い宣教活動を展開している。
このコラムで紹介する著書『希望の声』(マルコーシュ・パブリケーション)は、同師がラジオ番組「希望の声」で伝えたメッセージをまとめた珠玉のメッセージ集。放送開始25年を迎えた98年に、過去25年間伝え続けたメッセージの中から厳選した38編を紹介している。