アフリカ西岸に位置する人口わずか1000万人ほどの小国ベナンがある。キリスト信者は、イスラム教徒の倍近くいるが、悪霊的な土着宗教との関わりも強い国だ。
最近、米宣教団体の「殉教者の声」が伝えたところによると、ブノワというベナンの若い男性は、キリストに人生をささげて間もなく、家族からの迫害を受けた。ブノワの家族は彼を殴りつけ、キリストを捨てるよう迫ったが、彼はそれを堅く拒んだ。
そのため、ブノワの家族は呪術師の所に行き、彼を呪うように頼んだ。呪いのためにブノワが苦痛を受け始めると、それを聞いたある牧師はブノワを訪ね、呪いを打ち砕く祈りをささげた。その後、ブノワはすっかり平安を取り戻し回復した。現在、ブノワは第一線で働く奉仕者の家に居候しながら、トウモロコシをひいて自活している。
ベナンや土着宗教の強いアフリカ諸国の諸地域では、悪霊との対決や追い出しが、キリスト信者の働きとして日常的に見られる。長い風俗習慣として悪霊と関わってきた者が、そこから抜け出すのは簡単なことではない。
ブノワの安全と家族の救霊のために祈ろう。また力強い主イエスの御名によって悪霊が駆逐され、ベナンにリバイバルがもたらされるように祈っていただきたい。
■ ベナンの宗教人口
プロテスタント 10・9%
カトリック 21・5%
イスラム 23・5%
土着の宗教 35・9%
儒教 0・9%