毎年1月に超教派で開催される断食祈祷聖会(全日本宣教祈祷運動運営委員会主催)が来年も1月19〜22日に東京中央教会(東京都新宿区)で開催される。テーマは「とにかく祈ろう」。来年は日本のプロテスタント宣教150周年の記念の年で、その年初めの聖会として教職者や信徒ら多数が参加し3日間にわたって祈りをささげる。
「祈りの姿勢を正そう」をテーマに開催された昨年の聖会では、「朝の祈りの持ち方」「バイブル・リーディング」「祈りのセミナー」「一般公開集会」などのプログラムが用意され、池田博牧師(日本福音キリスト教会連合・本郷台キリスト教会)、工藤公敏牧師(基督兄弟団・目黒教会)、大川従道牧師(大和カルバリー・チャペル)、山北宣久牧師(日本基督教団・聖ヶ丘教会)、石田敏則氏(シオン・キリスト教団・蒲田教会)ら多数がメッセージを伝えた。
今年の一般公開集会では、クリストファー・サン牧師(19日)と中野雄一郎牧師(20日)の2人の巡回伝道師がメッセンジャーを務める。また19日には、宮川正雄牧師(日本ルーテル同胞教団・盛岡月が丘キリスト教会)が東北地方の現状について、20日には大塩廣幸牧師(倉吉キリスト教会)が山陰地方の現状について報告し、各地の祈祷課題を分かち合う。
同聖会は、キャンパス・クルセード・フォー・クライスト(CCC)創設者、故・ビル・ブライト氏の提唱によって日本では99年から始まった。ブライト氏は生前、40日間の断食祈祷を行いその体験を本にまとめ、「断食の祈りが有効である」と世界の教会に挑戦を与えた。1951年に米国で始まったCCCの活動は現在では世界190カ国以上に広がり、2万6000人のフルタイム献身者が各地で奉仕している。CCCが製作し79年に全米公開された映画「JESUS」(ジーザス)は、映画史上最多の870以上の言語に翻訳され、世界各地で伝道のために用いられている。
参加費は1日のみが1000円、2日参加は1500円、全日参加で2000円。19日、20日の午後7時から同8時半まで行われる一般公開集会は参加無料(席上献金あり)。問い合わせは、同委員会(電話:03・3291・5035、FAX:03・3291・5266)まで。