茨城キリスト教大(鈴木研二学長、茨城県日立市)は、世界的な不況が深刻化し、同大において学納金の支払いが非常に困難な学生が増えていることなどを考慮して、今年度後期分の授業料を半額減免するなどの緊急の学生支援を行うことを決めた。
対象となるのは大学院、留学生を含む同大の学生で、25人に対して今年度後期分の授業料を半額減免し、50人に対して同期学納金に当てるための教育ローンの利子補填を行う。採用人数はいずれも予定の人数で、授業料半額減免は学納金をすでに納入済みでも申請可能。また、教育ローンの利息補填は、今年9月以降に契約した教育ローン(今後の新規契約も含む、上限50万円)の利子(上限3.9%)を、卒業時まで同大が補填するというもの。
締め切りは22日までで、24日に面接を実施、同日採用者を決定する。
同大は、「勉学の意欲が旺盛であるにもかかわらず、経済的な事由により学業の継続を断念せざるを得ない学生が続出しかねない現状に直面し、大学として座視するわけにはいかない」として今回の措置決定について説明している。