ギリシャのレスボス島に、1万3千人もの難民が生活する欧州最大の難民キャンプ「モリア」があった。しかし昨年9月に発生した火災によって、全員が避難を余儀なくされ、キャンプは閉鎖されてしまった。多くの宣教団体がこれらの難民の必要に仕え宣教に励んでいる。
「モリア」が閉鎖されてからは、彼らの多くは本土のアテネ周辺に移され、残りはギリシャの他の場所に移された。また、レスボス島にも新しいキャンプが設立され、現在運営されている。
ギリシャへの難民流入は、COVIDの感染拡大を防ぐために減速している。これらの難民のほとんどは、他の欧州各国へ移住できない。そこでその間、宣教団体によって難民らへの支援とともに福音宣教がなされている。彼らは、難民に物資を届けたり、少人数での職業訓練を行ったりと、社会活動に汗を流している。感染予防のため、今は教会での大規模な集会はできないが、小規模な聖書勉強会やグループ活動が数多くなされている。このような成長を目の当たりにして、奉仕者も大きな励ましを受けている。
あらゆる機会を用いて神のことばが宣べ伝えられ、難民たちの必要が満たされ、彼らの間に救霊の業が拡大するように祈っていただきたい。
■ ギリシャの宗教人口
正教会関係 91・8%
プロテスタント 0・4%
カトリック 1・5%
英国教会 0・03%
ユダヤ教 0・02%
イスラム 5・8%