日本民族総福音化運動協議会(奥山実総裁)の東京ブロック特別祈祷会が14日、都内で行われた。同副総裁の手束正昭牧師(日本基督教団高砂教会)は、景気の悪化で社会全体に不安が広がるなか、「(日本人が)今こそ神に目を向けるときが来ているのではないか」と述べ、イエスキリストの福音によって「(日本が)全世界に対して大きく貢献する国になってほしい」と、その意義を強調した。
同評議委員で元カネボウ薬品社長の三谷康人氏も出席し、今回の金融危機によって日本の景気が来年さらに悪化すること、またキリスト者はその信仰によって人生の最大のピンチを最大のチャンスに変えることができることを強調し、「伝道の最大のチャンスがすでにきている」とあいさつした。
手束氏は、有名大学で大麻所持の摘発が相次ぎ、また「親殺し、子殺し」が頻繁に報道される社会にあって「日本人の心の深い部分が犯され始めている」と述べ、「空虚」となった日本人の心の隙間にキリストの福音を満たすことこそ、日本を根底から再生させる力であることを強調した。