【CJC=東京】キリスト者は「現存する化石燃料」の中で「低炭素生活」を選択すべきだ、と気候変動に関するキリスト教団体『オペレーション・ノア』のマーク・ダウド氏は言う。
同団体と『クリスチャン・エコロジー・リンク』がロンドンのハインドストリート・メソジスト教会で12月8日開催した集会で語ったもので、「来年にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)に向けて、キリスト者が積極的に行動すべき」と訴えた。
ダウド氏は、バングラデシュなど途上国の多くが、地球温暖化の悪影響を受け、十分な対応策が取れないでいることを指摘した。
『オペレーション・ノア』は、「クリスマス改革」を行い、過度な消費を拒絶することもキリスト者に要求している。
参加者は集会後、パーラメント・スクエアで行なわれた1万人規模のデモに合流した。このデモは、気候変動問題への関心を金融恐慌で薄れさせることのないよう世界の指導者に呼び掛けた。
ロンドンのデモは、ポーランドのポズナニで開催された国連気候変動枠組み条約第14回締約国会議(COP14)に向けて一致行動する国際デーの一環として行なわれた。