3月7日、アフリカ中部に位置する赤道ギニアで大規模な爆発があり、少なくとも107人が死亡し、さらに数百人が入院し家屋を失った。
この爆発は、軍事基地に保管されていた爆発物を適切に管理保管していなかったことから発生したもので、昨年夏に起きたベイルートの爆発事故と酷似しており、この時も化学物質の不適切な保管が原因だった。ところが赤道ギニアの爆発事故は、ベイルートの爆発事故と比べると、非常に関心が薄いようだ。理由は、ベイルートの場合は、爆発前にすでに火災が発生しており、携帯などによる撮影者が多数あったため、爆発の瞬間の映像が多く記録されたためだ。もう一つの理由は、ベイルートは赤道ギニアよりもはるかに大きく、国際的に知られた都市だからだろう。
それに加えて、サハラ以南のアフリカで起きていることは、世界の他の地域で起きていることに比べて関心が薄い地理的地域的格差があるように見える。
これらのことを踏まえて、世界の諸国諸地域のための祈りを呼び掛ける米団体の PrayerCast は次のように述べている。
「各国政府が、この爆発事故で被害を受けた人々の必要性を評価していますが、私たちにできる最も重要なことは祈ることです。そして、それこそが Prayercast の存在意義なのです。“兄弟姉妹と共に”、これがすべてにおいて重要です。私たちはひとつの教会であり、唯一の主なる神がおられ、全人類の救い主は唯一であり、御霊もひとつです。そして、教会もひとつです。私たち主イエスに従う者は国境を越えて結ばれています。赤道ギニアの教会が、主イエスの愛と人格を反映し、この災害の後、聖霊が力強い方法で動いてくださるようにお祈りください」
私たちも彼らの祈りに呼応し、赤道ギニアの被災者の回復と救霊のために祈ろうではないか。
■ 赤道ギニアの宗教人口
プロテスタント 3・3%
カトリック 80・3%
単立 4・0%
土着宗教 3・1%
イスラム 3・9%