かつてスワジランドとして知られていたアフリカ南部内陸部に位置する絶対君主制の国エスワティニは、英国から独立した50周年を契機に、2018年、国名から英語を排除し「エスワティニ」王国と国名を改めた。
エスワティニは人口130万人ほどの小国で、半分がプロテスタント信者である。しかし課題も多い。失業率が25%と高く、成人のエイズウイルスの感染率は30%にも及ぶ。疲弊した国内事情と生活苦から、王政に対する国民の不満も高く、国民は、15人も妻がいるムスワティ3世国王に対して民主化を求めている。この国では悪霊と関係の深い土着の宗教も根深い。
現地のキリスト者がますます聖霊の刷新を受けて、それらの人々の救霊に励むように祈っていただきたい。
■ エスワティニ王国の宗教人口
プロテスタント 58・7%
カトリック 24・7%
土着の宗教 12・2%
イスラム 1%