ローマ教皇フランシスコは11日、駐日バチカン大使(教皇大使)に、駐イラン教皇大使のレオ・ボッカルディ大司教(67)を任命した。バチカンが同日、公式サイト(英語)で発表した。
前駐日教皇大使のジョセフ・チェノットゥ大司教は昨年5月に緊急入院し、同年9月に小脳梗塞により76歳で死去。その後、駐日教皇大使は空席となっていた。
日本のカトリック中央協議会によると、ボッカルディ大司教は1953年、イタリア生まれ。79年司祭叙階。神学博士。87年から教皇庁の外交活動を始め、ウガンダ、パプアニューギニア、ベルギー、教皇庁国務省外務局で働き、国連機関や各種国際会議にバチカン代表として出席するなどした。
2007年から13年まで駐スーダン教皇大使と駐エリトリア教皇大使を兼任。13年から駐イラン教皇大使を務めていた。イタリア語、フランス語、英語、スペイン語の4カ国語を話せるという。