日本バプテスト連盟は15日、ミャンマーで起きた国軍によるクーデターを受けて、ミャンマー・バプテスト連盟宛ての声明(13日付)を日本語と英語、ビルマ語で発表した。クーデターについて「驚きとともに、暴力によって民主主義が蹂躙(じゅうりん)された出来事に深い悲しみを覚え」るとし、ミャンマー・バプテスト連盟が5日の声明で示した信仰姿勢に「心から賛同し、祈りを共にささげる」と連帯を示した。
声明は、「暴力により人間の尊厳が奪われることは神の御心に反するゆえに、私たちもまた一刻も早く暴力による支配が終わることを切に願い、祈り求めます」と強調。ミャンマー・バプテスト連盟が5日の声明で示した「平和、正義、国民和解、非暴力そして人間の権利と尊厳の尊重を大切にし、促進する連邦民主制に基づくミャンマー連邦共和国が出現する希望」を持って、「大統領、国家顧問、そしてその他すべての現在拘束されている人々を即時かつ無条件に解放すること」を切に求める祈りに連帯し、「私たちも強く願い祈り、希求していきます」とした。
ミャンマーから来日した人々により幾つかのバプテスト教会が生まれたことにも言及し、「彼女・彼らの命の尊厳が守られ、安心して日本で暮らすことができるように、その福音宣教の働きが祝されるように、私たちも祈り、連帯し、行動していきます」とした。