インドネシア・スラウェシ島の西スラウェシ州で1月15日、マグニチュード6・2の地震があり、22日時点で少なくとも91人が死亡、1172人の怪我人、千軒以上の家屋が被害を受けた。これによって1万人以上が避難を要している。
国際赤十字社の報告によると、地元と国際的な最初の応答者は、被災地で生きている可能性のある人を探し、がれきの中を横並びに作業しているという。土砂崩れ、洪水、噴火を含む複数の災害により、資源と人手が不足しており、復旧作業はさらに困難を極めている。
現地で対応する宣教団体のアジアンアクセスによると、被災者は余震やCOVID-19のことを心配しながら、被災住宅に身を寄せている。役所には仮設テントがあるが、そこにも多くの人が詰めかけている。
アジアンアクセスは、地震、津波、噴火によって千人以上の被害を出した2018年の三重災害の直前に、インドネシア中の教会やリーダーとの提携関係を結んでおり、今回の災害ではそれらのネットワークが機能して、具体的な必要を提供している。
それにもかかわらず、必要は不足しており、国外の援助は不可欠だという。しかしこれらの必要を提供することによって、世界最大のイスラム教国であるインドネシアのイスラム教徒らに福音の扉は開かれるのだ。
災害の困難のただ中にあっても、一切の必要が満たされ、1日も早く復旧が進み、アジアンアクセスはじめインドネシアの教会の働きを通じて大きな救霊の機会となるように祈っていただきたい。
■ インドネシアの宗教人口
イスラム 80・3%
プロテスタント 10・8%
カトリック 3・1%
儒教 0・9%
仏教 0・4%
ヒンズー教 1・3%