6月の課題で、墜落事故によって召された航空宣教団(MAF:Mission Aviation Fellowship)に属するジョイス・リン氏のことを伝えたが、先日、このMAFがパプアニューギニアの原住民ヤリ族に2500冊もの聖書(1400冊は子ども向け)を届けた。このミッションは、現地のある教会の要請に基づいてなされた。
実はこのヤリ族は、MAFの1965年の飛行調査によってその存在が確認された。ヤリ族言語の聖書翻訳は、TEAMの宣教師によって開始され、32年の年月を費やし2000年にようやく完成した。
当時翻訳に当たっていた2人の宣教師らは福音宣教に励んでいたが、部族の救霊が進むと魔術的な習慣は廃れていった。これに反発するヤリ族の戦士らは宣教師らに攻撃を加え、1968年、彼らは200本の矢を受け殉教した。
それから50年以上がたち、今ではヤリ族の中に100以上の教会がある。ハレルヤ! 殉教者の血は空しく地に注がれない。さらなるヤリ族とパプアニューギニアの救霊と収穫のために祈っていただきたい。
■ パプアニューギニアの宗教人口
プロテスタント 58・54%
カトリック 26・49%
イスラム 0・04%
儒教 0・02%