東カリブ海に浮かぶ英連邦に属する、人口わずか25万6千人の小さな島国バルバドスは、1966年英国から独立を果たす。経済は、観光、砂糖産業、軽工業、オフショアバンキングなどバランスよく多様化しており、カリブ海諸国の中では最も繁栄した国の一つだ。
周囲はカトリック教徒が多数派を占める島々だが、バルバドスにはプロテスタント信者が多いのが特徴的だ。
1999年の独立記念日の式典では、これらの教会の主導により、過去の奴隷制度に対する国家的な悔い改めがなされ大きなインパクトを与えた。しかし、福音主義信者が圧倒的多数派であるにもかかわらず、物質主義や自由主義神学の拡大、礼拝出席者の低下、犯罪や暴力の増加などがあり、近年は信仰の世俗化の傾向が進んでいる。
この島にも熱い聖霊と宣教の火が投じられ、霊的刷新がなされ、バルバドスが変えられるように祈ろう。また、小さな国だが、バルバドスも用いられ、世界宣教の達成に貢献できるように祈っていただきたい。
■ バルバドスの宗教人口
プロテスタント 52・8%
英国教会 32・0%
カトリック 4・3%
イスラム 0・9%