米カリフォルニア州南部オレンジ郡のビーチで12日、野外洗礼式が行われ、約千人がイエス・キリストへの信仰を公に表し、洗礼を受けた。洗礼式を行った教会関係者は「カリフォルニア州で霊的なリバイバルが起きているかもしれない」と語った。
米キリスト教テレビ局「CBN」(英語)によると、野外洗礼式を行ったのは、同州チノにあるチノヒルズ・カルバリーチャペル。同州オレンジ郡ニューポートビーチの「コロナデルマー・ステート・ビーチ」でこの日、大人から子どもまで千人近くが洗礼を受けたという。
同教会のジナ・グリーソンさんによると、野外洗礼式における洗礼志願者は通常300人程度。しかし12日はその3倍余りの人々が洗礼を受けた。グリーソンさんは「これは驚くべき数で、本当にすごい数です」と語った。チノヒルズ・カルバリーチャペルのインスタグラム(英語)には、洗礼式の様子が動画で投稿されている。
オレンジ郡ではこの夏、ニューポートビーチに隣接するハンティントンビーチでも、1カ月以上にわたる野外リバリバル集会が開かれ、多くの人々がイエス・キリストに立ち返った。「サチュレイトOC」(「オレンジ郡を浸せ」の意味、英語)と銘打った集会で、2016年にニューヨークから引っ越してきた教会開拓者のパーカー・グリーンさんとジェシー・グリーンさん夫妻が、ハンティントンビーチで何千人もの人々が救われる幻を見たことで始めた。
期間中、SNSにはビーチで賛美をささげ、洗礼を受ける人々の写真や動画が多く投稿された。ハンティントンビーチを訪れたベテル・ミュージックのショーン・フォイヒトさんもツイッター(英語)に動画を投稿。1960~70年代にヒッピーたちの間で起こり、北米や欧州で広がった「ジーザス・ムーブメント(イエス運動)」の再来かもしれないと語った。