2020年7月14日12時35分

世界宣教祈祷課題(7月14日):トルクメニスタン

執筆者 : 奥山実

世界宣教祈祷課題(7月14日):トルクメニスタン
トルクメニスタン東部の都市マルにあるガーバングリ・ハジ・モスク(写真:David Stanley)

米国務省の信教の自由懸念国に、2014年以降ずっとリストされるトルクメニスタンは、厳しいキリスト教迫害国だ。米オープンドアーズのリストでも19番目に酷い迫害国としてリストされる。

人口のほぼ9割以上がイスラム教を実践しており、約3%がロシア正教会に属し、残りの0・1%だけが福音主義信者となる。政府は宗教団体を厳しく管理し、すべての文献は検閲され、外国からの支援はすべて報告する義務がある。

宗教団体として公認されるためには、5人以上50人未満の役員が必要であり、会員は50人以上とされる。そのためトルクメニスタンでは、ほとんどすべての教会が非公認の地下教会にならざるを得ない。摘発されれば当然刑事罰の対象となり、指導者たちが投獄されることもしばしばだ。

そんな中、トルクメニスタンでは学生や若者中心の伝道が活発に実を結んでいる。

迫害に負けず、さらに救霊が進むよう祈ろう。

■ トルクメニスタンの宗教人口
イスラム 96・2%
ロシア正教 3%
無神論 2%
プロテスタント 0・1%
カトリック 0・01%