多くのキリスト教団体が利用するお茶の水クリスチャン・センター(OCC、東京都千代田区)は8日、政府の新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて、宣言が解除されるまでテナント利用を除き、ビルを閉鎖すると発表した。閉鎖は「苦渋の決断」だが、感染拡大防止への協力と、館内団体の職員やスタッフを守るためとしている。
発表によると、緊急事態宣言の期間中(4月7日~5月6日)は、館内で予定していたOCC主催の集会をすべて中止するほか、貸室利用も休止する。期間中に予定していた貸室の予約はすべてキャンセルとなる。また、期間中は事務局も休止となるが、OCCホームページの問い合わせフォームやメールでの問い合わせについては対応を継続するという。
OCCには、日本福音同盟(JEA)や太平洋放送協会、キリスト者学生会(KGK)など、福音派を中心に約30のキリスト教団体や教団がテナントとして入居している。
館内にあるキリスト教書店「CLC BOOKS お茶の水店」も、フェイスブックでビル閉鎖に伴う営業休止を発表。連絡はメールかファックスで受け付けるが、対応は通常より時間がかかる場合もあるとしている。