11月5日(水)は、米国に本部を置く児童福音伝道教会(CEF)が、世界のすべての子どもの救いと成長のために祈ろうと定めたCEF世界祈祷日。世界159の国と地域に広がるCEFのメンバーを中心に心を合わせて24時間の連鎖祈祷を行う。日本CEF(茨城県小美玉市)でも参加者には、祈祷課題をまとめた冊子と祈祷時間表を送るなどして祈りの輪を広げている。
今年活動開始から60周年を迎える日本CEFは、子ども用の聖書通信講座「メールボックス・クラブ」や、夏に行なうグッドニュース・デイキャンプ、各地で教師のための訓練会やセミナーなどを開催し、全国各地で活動を展開している。聖書通信講座では約670人の子どもたちが学んでおり、多くの子どもたちが救われ、新たな決心へと導かれているという。
依然として絶えない犯罪や虐待、また子どもたちを含め多くのいのちを奪う自然災害などを挙げ、日本CEFでは「子どもは、必ずしも大人になるとは限りません」と、子どもたちへの宣教が急務であることを伝えるとともに、子どもたちの救いと成長のため、またCEFの働きのために祈りを呼びかけている。
米国の牧師、J・I・オーバーホルツァー氏が、「すべての子どもに福音伝道をする」ことを目的に1937年に始めたCEFは現在、国際本部を米ミズーリ州ワーレントンに置き、世界159の国と地域にまでその働きを広げている。日本では、戦後の1948年から日本を訪れた宣教師らによって始められ、現在は東京、関西、山口、沖縄、北海道に各支部を置いて活動している。