日本聖公会浅草聖ヨハネ教会(東京都台東区)が今年7月に国の登録有形文化財に指定されたことを記念し、レクチャーコンサート「讃美歌・聖歌のルーツをさぐる」が11月15日、同教会で開催される。
同教会は、日本聖公会のチャニング・ムーア・ウイリアムス初代主教の指導のもと、宣教師によって講義所として開設されたのが始まりで、130年以上の歴史を持つ。教会堂は関東大震災後の1929年に完成し、ゴシック風デザインによる鉄筋コンクリート造りが特徴。
コンサートでは、古楽器による讃美歌の演奏のほか、古楽研究家で国際基督教大学名誉教授の金沢正剛さんによる古楽の解説、一級建築士の三船康道さん(ジェネスプランニング社長)による教会建築の解説が予定されている。
解説は午後5時、演奏は5時半から。定員150人で参加費は一般3000円(先着順)。申し込みは「文化財と古楽コンサート実行委員会」(ジェネスプランニング内、電話:03・6715・7801)まで。