新政党「れいわ新選組」の山本太郎代表(45)が最近、男性誌「GQ JAPAN」のインタビューに応え、一家がカトリックで、小学生の頃には教会で多くの時間を過ごしたことを明かした。
同誌によると、山本氏は兵庫県宝塚市生まれ。1歳で父を亡くし、2人の姉と共に、ペルシャ絨毯(じゅうたん)の販売を手掛けていた母親に育てられた。一方、一家はカトリックで、小学5~6年生の頃は、多くの時間を教会で過ごしたという。母親とは衝突することが多く、「若い神父さんがいて、自分につきあってくれたなぁ。夕飯どきになってもまだ自分がいるもんだから、神父さんは2人分、料理しなくちゃいけなくなったり。小さな教会だったから、2人しかいないということもよくありました」と、当時を振り返っている。
しかし、山本氏自身は「特に信仰深かった時期というのはまったくない」と言い、最近は輪廻転生の考え方に引かれ、仏教に興味を感じているとも語っている。
山本氏は2015年にも、ジャーナリストの岩上安身氏とのインタビューの中で、「僕はもともとカトリック」と話し、カトリックの背景があることを明かしている。
「GQ JAPAN」誌のインタビューは、日本全国を回る遊説ツアー中の山本氏に北海道で話を聞いたもの。米ニューヨーク・タイムズ紙の元記者でジャーナリストのジョナサン・ソーブル氏による。
日本の現職の政治家で、カトリック信者として著名な人には、麻生太郎副総理兼財務相がいる。
【訂正とお詫び】本記事掲載時、立憲民主党の海江田万里氏について、幼少期に洗礼を受けていると伝えていましたが、誤りでした。お詫びして訂正いたします。(2021年7月28日)