第7回アジア宗教者平和会議(ACRP)が17日、フィリピンの首都マニラで始まった。
会議にはアジア30ヶ国の宗教指導者370人が参加し、「アジアにおける平和の創造」をテーマに5日間にわたり開催される。開会式にはフィリピンのアロヨ大統領も参加した。
今回の会議では、ミンダナオ島での和解活動をはじめ、アジアにおける紛争の平和的解決の取り組みや、貧困・差別・人権・環境破壊・核兵器拡散などについて、宗教者の立場から討議が行われ、今後の方針が固められる予定。
ACRPは、1974年にベルギーのルーベン大学で開かれた第2回世界宗教者平和会議(WCRP)大会に参加したアジアの諸宗教者によりその設立が提案され、2年後の76年にシンガポールで第1回大会が開催された。