しかし、キリストは永遠に存在されるのであって、変わることのない祭司の務めを持っておられます。したがって、ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです。(ヘブル7:24、25)
先週一週間、感謝すべき事柄について神に感謝しましたか? 素敵な神からの恵みがあったはずなのに、それを感謝しないまま終わってしまうことがありませんように。もし一週間を振り返ってさほど大きな出来事がなかったという方がいらしたとしても、今日私たちは、クリスチャンとして忘れてはいけない、大きな恵みを頂いていることを一緒に感謝したいと思います。それは、主イエスによって与えられる恵みです。
イエス様は、十字架で私たちの罪を背負って身代わりに死んでくださったことで、私たちに永遠の命を与えてくださいました。このイエス様が、永遠の大祭司として私たちの罪を贖(あがな)い、神様の恵みの世界へと私たちを招き入れてくださっていることを、心から感謝しましょう! 救い主であるイエス様が、あなたと共におられます。今日の聖書箇所から、特に2つのことを確認しておきたいと思います。
1. 永遠の大祭司主キリストがおられる
旧約聖書の律法によれば、大祭司はたった一人です。大祭司だけが神の臨在に触れることができ、神の御前に立っていけにえをささげ、民の罪のとりなしをしたのでした。しかし、イエス様は単なる大祭司ではなく、神の御子としてご自分の命を私たちの罪の贖いのためにささげることにより、私たちを救ってくださいました。
人の業では、毎年いけにえが必要でしたが、律法の時代が終わって福音が宣言される御言葉の時代になると、神は御子キリストを大祭司として立ててくださり、御子キリストがご自分の命をささげることによって十字架の死が決定的なものになり、すべての者の罪が永遠に赦(ゆる)されるという、この永遠の大祭司としての御業が成し遂げられたのです。今日も、大祭司であるイエス様が私たちのとりなし手となって神の恵みへと結びつけてくださっていることを心から感謝しましょう!
2. 私たちは完全に救われる
イエス様は、私たち全員を完全に救うことがおできになり、いつも生きて働いておられるのです。永遠の大祭司であるイエス様は、今日、今、ここでも私たちを救い、恵みを与えることのできるお方です。このイエス様の救いの恵みを、今日私たちは確かに頂こうではありませんか! イエス様は、すべての人にとっての救い主です。このお方の救いが、今、人々に与えられることを信じてまいりましょう。
今年も、これからクリスマスの季節となります。この季節、私たちは単なる年中行事としてクリスマスを祝うことがないようにしましょう。このクリスマスに、今も永遠の大祭司であり、今も完全にすべての人を救うお方であるイエス様を、人々にお伝えしてまいりましょう。
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