【CJC=東京】米聖公会(英国国教会)では聖書理解や同性愛者への姿勢で保守的とされているピッツバーグ教区(ペンシルベニア州)は10月4日、同聖公会からの離脱を、240対102、棄権8の圧倒的多数で決定した。
AP通信によると、ヘンリー・スクリヴェン補佐主教は、「わたしたちの投票で、世界的なアングリカニズム(英国国教会主義)の主流にピッツバーグ教区を戻ることを喜んでいる」と語った。
米聖公会のジェファーツ・ショリ総裁主教は、「メンバーでありたいと望むものすべてのための場所はある」と、言う声明を発表、分裂が「アングリカニズムの中の尊重された伝統」ではなく、「異端以上の言語道断な誤りと考えられる」と指摘した。
ピッツバーグ教区は11年間、ロバート・ダンカン主教の指導下にあったが、同氏はこの9月、主教会によって解任された。今回の離脱決定には、同情票が集まったと、見られる。